【岐阜の英会話】トマトがくれた小さな気づき！スマイルイングリッシュセンターのはじまり

はじめに

岐阜の英会話教室「スマイルイングリッシュセンター」は、

子どもたちがのびのびと笑えて、自分の「好き」を大切にできる場所にしたい。

そんな思いのスタートには、私がまだ小さかった頃の、一つのトマトからはじまる小さなお話があります。

今日は、そんな教室の起源ともいえるお話をお届けします。

 

幼少期の「トマト事件」

幼稚園でのある日。

机の上には白い紙と、カラフルなクレヨン。
お題は「トマトの絵をぬりましょう」。

私は迷わず、
緑、オレンジ、黄色のクレヨンを手に取りました。

すると先生が言いました。
「トマトは赤でしょ！？ これは間違いよ！！」

その言葉は、幼い心にちくりと刺さりました。
しかも先生はそのまま母にも、
「色覚に問題があるかもしれません」と伝えました。

家に帰ると、母が静かに聞きました。
「どうしてその色でぬったの？」

私はキッチンへ行き、
まだ熟していない緑のトマトをそっと手に取って言いました。

「だって、トマトって赤だけじゃないんだよ。」

母は「そうだね」とニコッと笑いました。
その笑顔が、なによりうれしかったことを覚えています。

あのとき気づきました。
子どもの世界は、間違いじゃない。
ただ大人の見ている世界と「ちょっとちがう」だけなんだ。

その気づきは、心の中に静かにタネのように残りました。

 

なぜ自分の教室をつくろうと思ったのか

スマイルイングリッシュセンターをつくった理由は、
英語を教えたいから──だけではありません。

子どもたちの「個性」が大切にされる場所をつくりたかったから。

大人には思いつかないような考え方をしたり、
ふいに世界の見え方を変えるような言葉をくれることがあります。

だから私は、レッスンで予想外の答えが返ってきたとき、
すぐに「ちがうよ」とは言いません。

まずは、こう聞きます。
「どうしてそう思ったの？」

その理由を聞くと、
思わずほほえんでしまうような発見がそこにあったりします。

 

スマイルイングリッシュセンターが大切にしていること

スマイルイングリッシュセンターでは、
英語を「教科」としてではなく、
子どもたちが自分のアイデアや気持ちを伝えるためのツールと考えています。

・毎日の生活とつながる英語

・自分の言葉で発言できるレッスン

・ネイティブ講師との楽しいコミュニケーション

・「正解」より「どうして？」をたいせつにする学び

ここはただの英語教室ではなく、
子どもたちの「やってみたい」が育つ場所でありたい。

この教室では、
「トマトは赤じゃなきゃダメ」と言うことはありません。

一人ひとりの見ている世界を尊重しながら、
英語でその世界を、もっと広く、もっと自由に表現してほしいのです。

 

私が目指す英語教育

私がいちばん大切にしていること。
それは、
「英語って、なんだか楽しい！」と思ってもらうこと。

英語が「勉強」ではなく、
日常の中でふつうにふれていける「身近なことば」になったとき、
子どもたちはどんどん変わっていきます。

表情が変わり、
自信が芽を出し、
世界がぐっと明るくなるように広がっていきます。

その成長のそばにいられることが、
私のいちばんの喜びです。

 

おわりに ― トマトが教えてくれた未来

あの日、
小さなトマトを手にして「これもトマトだよ」と言った、
あの子どもの私。

その時の私がいたから、
今のスマイルイングリッシュセンターがあります。

子どもたちの「どうして？」を大切にすること。
違いをそのまま受け止めること。
英語で世界とつながる楽しさを伝えること。

その想いは、これからもずっと変わりません。

今日もまた、
新しい視点を持った子どもたちが笑顔でやってきます。

一人ひとりの「世界」をたいせつにしながら